電気は作ってしまったら貯めておくことができません。
そのため、消費者が利用する分だけを発電します。
そこで、1日の電力需要に応じて、利用する電源を変更しています。
例えば、電力需要が大きく高まった時には、比較的すぐに発電が可能な火力発電を利用するなどして、需要に合わせて発電します。
ベース電力とは、1日通してある一定以上の需要を賄う電源です。
東日本大震災までは、川の流れをそのまま活用するタイプの水力発電所に加え、主力として原子力発電がこれを担ってきました。
しかし、原発の多くが停止している現在、大規模な火力発電所がこれを代替しています。