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ファンヒーターの節約術3選

秋冬が近づき、寒さが気になり始めると、ファンヒーターを用意するご家庭も多いのではないでしょうか。お部屋を暖かくすることも大切ですが、燃料代や電気代にも気を配りたいところです。

そこで今回は、ファンヒーターの仕組みや特徴を学んだ上で、上手な3つの節約方法をご紹介していきたいと思います。

節約術その1:暖気の流れを妨げない

ファンヒーターには、大きく分けて、石油ファンヒーター、ガスファンヒーター、電気ファンヒーター(セラミックファンヒーター)という3種類があります。これらすべてに共通しているのは、様々な方法で空気を温め、送風機(ファン)で送り出すという仕組みです。

逆にいうと、このファンがいくら頑張っても、送り出した暖気がうまく流れないと、室内が温まりにくくなってしまうのです。そのため、暖気の吹き出し口の前方には物を置かない、ファンヒーターの背後や横に壁が来る(壁を利用して、暖気を室内で循環させる)ようにする、といった工夫が大切です。

節約術その2:こまめに掃除

温風の流れを妨げるものがもう1つあります。それは「フィルターや吹き出し口のホコリ」です。火事の原因になる場合もありますので、シーズン開始前には、必ず掃除機などでキレイにしておきましょう。

石油ファンヒーターの場合には、燃料がこぼれないよう、説明書に従って作業してください。

節約術その3:窓側に設置して冷気をブロック

温かい空気は上へとのぼる性質があります。ファンヒーターから流れ出た暖気は、部屋の反対側へと向かいながら、少しずつ天井にのぼっていき、反対側の壁を伝って床へと落ちていきます。

もし、途中で暖気を冷ましてしまうものがあると、床に戻ってくる空気は非常に冷たくなってしまい、「顔がほてるけれど、足元は冷たい」という困った状態になってしまいます。

冷気が入ってくる一番厄介な場所は、窓です。そこで、ヒーターを初めから窓際に置いておくと、ヒーターが冷たい空気を温めて追いやり、床に戻ってくるときまで、空気がある程度温かい状態に保たれやすくなります。

病院や役所などで、窓の近くに大型のヒーターが置いてあるのも、そのためなのです。ただし、カーテンが過熱して引火することのないよう、少し距離をおくことは忘れずに。安全に節約しながら、暖かく冬を乗り切りたいですね。

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