寒さが厳しい地域に限らず、冬の間は、光熱費が大きくかさんでしまうことがあります。暖房器具を選ぶときにも、電気代などが気になる方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「ファンヒーター」の消費電力についてご紹介したいと思います。
まずはファンヒーターの種類を知ることから
ファンヒーターと一口にいっても、空気を温める仕組みによって違いがあります。主流は、電気ファンヒーター(セラミックファンヒーター)、石油ファンヒーター、ガスファンヒーターという3種類です。
これらのうち、空気を温めるところから、送り出すところまでを全て電気で行うのが、電気ファンヒーター。電気以外のエネルギー源を使って暖気を作るのが、石油ファンヒーターとガスファンヒーターです。
電気ファンヒーター(セラミックファンヒーター)の消費電力は?
電気ファンヒーターは、空気の加熱に電気を使うため、消費電力は多め。数百W〜2000W弱というものが中心です。
電気代を1kWh当たり20円程度として計算すると、1時間当たり20〜40円といったところです。
大きな部屋を温めるのには不向きですが、暖気が出るまでの立ち上がりがスピーディーで、本体価格も安いのが特徴です。小さな部屋や洗面所などに良いかもしれません。
石油・ガスファンヒーターの消費電力は?
石油ファンヒーターの消費電力(燃焼中)は、80W〜数百Wのものが主流のようです。
仮に150Wとした場合、電気代を1kWh当たり20円程度として計算すると、1時間当たり約3円となります。
ガスファンヒーターの場合、消費電力はさらに少なくなり、20W〜30Wのものが中心です。25Wと考えると、1時間当たり約0.5円です。両者ともそこに燃料代が加わりますが、燃料代と電気代を合わせても、電気ファンヒーターの半分以下になることも多いようです。
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