パナソニックは2日、オーストラリアとニュージーランドで住宅向け蓄電池市場に参入する、とオーストラリア・シドニーで記者会見を開き発表をしました。
オーストラリアの電力小売り会社と提携し、年内にも蓄電池の実証実験を始めるとともに、住宅用蓄電池システムをオーストラリアとニュージーランドで販売していきます。
住宅用蓄電池システムとは、日中に太陽光発電システムが発電した余剰電力を蓄え、住宅が最も電力を必要とするピーク時間に蓄えられた電力を使用するものです。
これによって電気料金を抑えることが出来ます。
何故パナソニックはオーストラリア、ニュージーランドの蓄電池市場に目を付けたのでしょうか?
高い太陽光発電システムの普及に加え、日本と同じように電気料金が値上がりする一方、企業が家庭から買い取る電気の価格が下がってきているという背景が関係しているでしょう。
今後、住宅に導入されている太陽光発電システムによって発電された電気は、売るよりも自分で使う需要が増すと予想されます。
そこで蓄電池システムの需要も増すということです。
以前紹介したように、パナソニック以外の国内大手企業も蓄電池を利用したビジネスを続々と開始しています。今勢いに乗っている蓄電池市場から目が離せません。
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