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パソコンを1時間つけるのにかかる電気代

パソコンには様々な省電力設定がありますが、設定してどのくらい電気代が節約になるのか意外としられていないと思います。

ここではいくつかのケースでパソコンを1時間つけたときにかかる電気代をご紹介します。

前提は一般的なデスクトップパソコンとします。本体と液晶が分かれているタイプですね。

大手メーカーの代表的なパソコンの消費電力ですが、本体は未操作の時で40W、操作中で最大240Wかかっています。

液晶モニターについては17インチで約40Wです。

今回は1時間操作せずにした場合で、1kWhあたり日中で最大の利用料金33円として考えます。

■液晶の電源をオンにしている場合、液晶の電源をオフにした場合

本体は未操作中なので40W、液晶はつけっぱなしの場合40Wになり本体と合わせて80W、オフの場合は0Wで本体と合わせて40Wです。

1時間の消費電力はつけっぱなしで0.08kWh、オフの場合は0.04kWhになります。

電気代は液晶オンの場合1時間に33円×0.08kWh=2.6円

液晶だけオフにした場合は同じ計算で1.3円になります。

■スクリーンセーバーにした場合

実はスクリーンセーバーは液晶の節電にはなりません。

画面が黒いのは消えているのではなく、黒を発色していると思っていてください。

しかもグラフィックが動くものを表示させたりしているとかなりのCPUを使うので未操作の状態よりも電気代がかかっています。

よってスクリーンセーバーの場合は液晶をオンでつけっぱなしと同じ最低2.6円、グラフィックが動くスクリーンセーバーだと本体を操作している状態になり最低40W~最大240Wの消費電力がかかってしまいます。

<考察>

スクリーンセーバーにした時の電気代は節電にならないということがおわかりになったと思います。

またこの2つのケースより電力を消費しないのは本体をスリープ状態にすることです。

本体はスリープ状態だと1Wになります。液晶は自動で切れるので0Wです。

1時間スリープ状態にしておいても0.03円とほとんどかかりません。

このように使わない時にはスリープ状態にしておくと液晶オンでつけっぱなしの時やスクリーンセーバーの時より1時間で2.6円の節約になります。

パソコンを手っ取り早く節電したい場合、こまめにスリープ状態にすることをオススメします。

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