バイオマス発電とは
木屑や燃えるごみなどを燃焼する際の熱を利用して電気を起こす発電方式です。
バイオマスエネルギーの種類としては木質材料、バイオ燃料(バイオエタノール)、バイオガスなどさまざまな種類があります。
バイオマスは「太陽エネルギーを貯えた生物体」を意味する用語です。つまり樹木や草などの生物体を作っている有機物をエネルギー源として利用するのが、バイオマスエネルギーーです。
発電した後の排熱は、周辺地域の暖房や温水として有効活用ができます。
バイオマス発電のメリット
バイオマス発電は、燃やしても二酸化炭素の増減に影響を与えない「カーボンニュートラル」という発想でつくられています。カーボンニュートラルとは、植物は燃やすと二酸化炭素を排出しますが、成長過程では光合成により大気中の二酸化炭素を吸収するので、排出と吸収によって二酸化炭素の発生量はプラスマイナスゼロのなります。
バイオマス発電の問題点
スウェーデンなどの自然エネルギー先進国と比べると、税制の未整備や木材搬出コストの違い、などの問題点が挙げられます。優遇措置をとることで、問題点は解決されますが、現在そのような体制がないのが、現状です。また先進国に比べれば、技術力も改善の余地があるので、そこの向上も課題として挙げられます。