ハロゲンヒーターとエアコンの電気代について比べてみます。
カタログ上の消費電力
ハロゲンヒーターの消費電力は300~1200ワットとカタログに記載されているのが大半なのに対して、エアコンの消費電力は最低でも2000ワット超とカタログに書かれています。
これだけを比較するとエアコンの方が圧倒的に電気代がかかってしまうように見えますが、実際はどうなのでしょうか。
エアコンのほうがお得!
実はハロゲンヒーターはずっとカタログの消費電力通りの電気を使っていますが、エアコンの場合は常に全力投球しているのではなく、設定温度によってはカタログよりもかなり下の量の電力しか消費していない時間が多いのです。
電気料金を1キロワット当たり22円と設定して比較してみると、消費電力300ワットのハロゲンヒーターを1時間使用した場合の電気料金は6.6円、1000ワットなら22円になります。
ところがエアコンは消費電力2200ワットの製品でも、1時間当たりの電気料金は3~4円程度にしかなりません。消費電力5000ワットの製品でも6~9円あたりです。
つまり、同じ時間使用するのなら、ハロゲンヒーターの方が圧倒的に電気代が高くついてしまうのです。
実際のところ、エアコンを一日中つけているという状況は別に珍しくありませんが、ハロゲンヒーターを一日中つけているという状況はちょっと考えにくいですから、この差がそのまま電気代にダイレクトに反映されるかとなると難しいところ。
とはいえ、同じ時間使うのならハロゲンヒーターの方がエコとはいえないということは、しっかりと頭に入れておいた方がいいのではないでしょうか。
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