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スマートコミュニティのロードマップ

これからの日本のスマートコミュニティ

スマートコミュニティと言う分野は、その特殊な性質から数多くの技術分野から多種多様な業界が参入する可能性を持っており、大きな市場性が見込まれます。

これを踏まえ、スマートコミュニティの将来的な普及が私たちの暮らしにどのような恩恵をもたらすか示すため、技術目標などを掲げたロードマップを作成することが求められています。

改訂版ロードマップ

そのため、JSCAのロードマップをWGの枠組みを使って、経済産業省、NEDO、関連企業で協議の上、経済産業省の次世代エネルギー・社会システム協議会が作成したロードマップをさらに進化させ、改訂版ロードマップを作成しました。本ロードマップは、単なる技術目標の積み上げによらない、社会像から逆算した、スマートグリッドに関連する様々な技術開発の目標が集約されているものです。

本ロードマップの公開により、スマートグリッドの導入・普及が進んだ次世代社会の絵姿を示すことで、技術開発・普及の相乗効果をはかり、社会システムとしての展開を促進することが期待されます。

ロードマップの内容

ロードマップによれば、将来的には電源をベストミックスさせ、エネルギーの最適な運用を行う事が可能となります。これにつれて、家庭、オフィス、工業地帯など私たちを取り巻く環境は大きく変化し、需要家のニーズを満たす快適なコミュニティが実現します。また、関連する新規市場や雇用の大幅な増加が見込まれます。

しかしながら、昨今の東日本大震災の影響を受け、原子力を含めたエネルギー政策の大幅な見直しが検討されていることから、本ロードマップの修正が必要になる事も予想されます。

また、日本だけでなく海外においても、IEAをはじめスマートコミュニティロードマップの作成は活発に行われています。このように、ロードマップの作成は世界のスマートコミュニティの在り方や方向性を示す重要な「道しるべ」になるキーコンポーネントと言えます。