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カタールで新たな電力事業会社、三菱商事、東電

カタール

三菱商事が98.5%、東京電力が1.5%出資する共同出資会社「K1 Energy」が「カタール電力・水公社」と長期売電・水供給の契約を締結することで合意しました。それにあたりK1 Energyはカタールのカタール発電造水会社などと共同で事業会社を設立しました。

カタールでの事業会社

事業会社はカタールの首都ドーハから約20キロメートルの地域で、総事業費は3000億円に上ります。その資金で出力240万kWの天然ガス火力発電所と、日に59万㎡の海水を淡水化するプラント「海水淡水化設備」を建設し、2017年から25年に渡り、売電と水供給を行います。

事業会社の出資比率はカタール発電造水会社が60%、K1 Energyが30%、カタール国営石油会社が5%、カタール財団が5%です。

三菱商事は、経済成長の著しいカタールの電力需要・造水需要の増加に対応するための国家プロジェクトであると位置づけています。さらにこの事業を足掛かりに中東も含めて、グローバルに発電・造水事業に取り組んでいく予定です。

東京電力は福島復興を実現するための収益拡大に向けて、海外発電事業を積極的に展開していく予定です。また東京電力は2015年度上期中に、k1 Energyの出資比率を最大33.3%まで引き上げることも検討しています。

 

 

参考:http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2015/html/0000027635.html