夏の暑くジメジメした季節には、エアコンの冷房や除湿を利用している方が多いと思います。
割と長い時間利用するものですから、エアコンを使っているとどうしても気になるのが電気代です。
除湿と冷房。同じ時間利用したら電気代に違いが生じるのでしょうか。
まず除湿と冷房にはそれぞれの特徴や違いがあります。除湿は文字通り湿度を下げる目的に使われ、室温をできるだけ変化させずに湿度だけを除去するという特徴があります。
一方冷房のほうは除湿と室温の両方を下げる機能があります。除湿能力も冷房のほうが高いうえ、室温も下げることができるので当然冷房のほうが電気代が高くなります。
同じ条件で除湿と冷房を1時間使ったとして、電気代の差は大腿9~10円ぐらいの差が生じる
設定温度や環境によって前後しますが、だいたい3倍ほど冷房のほうが電気代が高くなるようです。しかし例外もあり、同じ除湿機能でも最熱除湿という方式を使ったエアコンには注意が必要です。
最熱除湿は冷房と同じぐらいしっかり除湿できるまで温度を下げ、冷えた空気をヒーターを使い再度暖め直すことで強力な除湿が行える機能のことをいいます。肌寒い季節などに湿度だけを除去したい場合などに便利な機能です。
最熱除湿で除湿した場合はヒーターなどでさらに多くの電気を消費してしまうため、結果的に冷房よりも電気代がかかってしまうことがあります。つまりエアコンの除湿機能が最熱除湿のみの場合、冷房を選択したほうが電気代が安くなるということになります。電気代を節約したい場合は、使っているエアコンの除湿機能がどの方式を採用しているかをよく確認しておく必要がありますね。