※2015.10.8 追記
小売電力自由化に向けて、2015年8月3日から始まった小売電気事業者申請。初日には、24社が登録を申請したと各紙が報じました。
(参考:『電力小売の登録が開始。初日には24社が申請』)
それから3週間が経過し、8月25日時点で50社を突破したと電気新聞が報じています。
9月中には登録が開始される模様
前回からの報道は小売電気事業者に「申請」した会社の数です。つまり、50社が申請していても全ての会社が受理されるとは限りません。また、この「小売電気」には工場や大規模店舗向けの高圧電力も含まれています。(詳しくは『電力小売の登録が開始。初日には24社が申請』の「電気小売と家庭向け電力販売」項目を参照してください。)
経済産業省・資源エネルギー庁は申請の審査に1カ月程度要すると発表しています。つまり、8月前半に申請しても、実際に受理され、小売電気事業者としてのライセンスが付与されるのは9月前半以降になる見込みなのです。
新電力として届け出をしていない事業者も
現在、自由化済みの高圧・特別高圧電力の供給を行う事業者は新電力(特定規模電気事業者)として届け出を行っています。家庭用の電力供給を行う会社の大多数はこちらにも届け出を行うと考えられています。しかし、今回の電気新聞の報道では50社の中には新電力の届け出を行っていない会社があるとしています。つまり、今まで、全く電気販売を行った経験のない事業者が参入してくることになります。資源エネルギー庁では、営業やサービス品質に関する規定を細かく設定し、申請を受理するかの基準にしています。50社の内、何社が実際にサービスを開始することができるのかは来月になってから明らかになります。
参照元:電気新聞(http://www.shimbun.denki.or.jp/news/main/20150827_02.html)