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JXエネルギーは14日、家庭用電力「ENEOSでんき」を発表しました。東京電力管内を販売エリアとしてスタートしています。
料金プランは「分りやすく、シンプル!」
ENEOSでんきの料金体系は、私たちユーザーには馴染み深い「基本料金・従量料金」で構成されています。
基本料金
アンペア | 単位 | 料金 |
10A | 1契約 | 280.80円 |
15A | 〃 | 421.20円 |
20A | 〃 | 561.60円 |
30A | 〃 | 842.40円 |
40A | 〃 | 1123.20円 |
50A | 〃 | 1404.00円 |
60A | 〃 | 1684.80円 |
6kVA
(49kVAまで契約) |
1kVA | 280.80円 |
従量料金
最初の120kWh | 20.76円/kWh |
120kWhを超えて300kWhまで | 23.26円/kWh |
300kWhを超える分 | 25.75円/kWh |
東電と比較!従量料金の3段階料金で大きな差が!
JXエネルギーが発表した「ENEOSでんき」。東京電力と比較すると、その安さが見えてきます。現在、東京電力でもっともスタンダードな電気料金プランである「従量電灯B」と比較してみました。
従量料金
ENEOSでんき | 従量電灯B(東電) | |
最初の120kWh | 20.76円 | 19.43円 |
120kWh~300kWh | 23.26円 | 25.91円 |
300kWhを超える分 | 25.75円 | 29.93円 |
最初の120kWhまでの料金単価は東京電力が設定している単価よりもENEOSでんきは割高ですが、120kWh以上の単価はENEOSでんきの方が割安になります。
毎月400kWh使う家庭の場合
20.76円×120(kWh)=2491.2
23.26円×180(kWh)=4186.8
29.93円×100(kWh)=2575
合計:9,253円
■従量電灯B(東京電力)
19.43円×120(kWh)=2331.6
25.91円×180(kWh)=4663.8
29.93円×100(kWh)=2993
合計:9,988円
月額:735円 年間:8,824円 ENEOSでんきの方が安い!
ここでは400kWhを例に出して計算しましたが、電気量料金がほぼ同額になる電気量を計算したところ
180kWh使用した場合で
ENEOSでんき: 3886.8円、従量電灯B(東京電力): 3886.2円 となり
180kWh~300kWhの間では1kWhあたり2.65円、300kWh~では1kWhあたり4.18円、ENEOSでんきの方がお得になるため
「月間の電気使用量が180kWhを超える方」はENEOSでんきに変えた場合、安さにおいてメリットしかないのでぜひ確認すべきでしょう!
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オプションメニューも充実
ENEOSカード割引
ENEOSカードで電気代を払うと、ガソリン・灯油・経由が割引になります。
対象となる方
お客さまは「ENEOSでんき」の電気料金の支払いをENEOSカードに指定の上、割引の登録を行い、ENEOSカードで燃料油の決済をした方になります。
にねん とく2割
対象となる方
「ENEOSでんき」を契約し、にねんとく2割をお申込みされた方。
契約条件
特典やサービスは公式ページで確認しておくべき
2017年からは「ガスの自由化」も開始になり、競争原理はさらに激化され、さらなる特典やサービスの追加も予想されます。
すでに「ENEOSでんき」では2017年1月25日から3月31日までの切り替えで、1ヶ月分の基本料金が無料になる「ためして実感キャンペーン」が開始しています。
こういった「お得」を見逃したり、安易に切り替えて逆に現在より高い!ということにならないように、公式ページのシミュレーションや電話相談を事前にしっかりと行っておくことが大事です。
KDDIとの連携も。電力+石油+通信で攻勢
JXエネルギーは、「ENEOSでんき」との発表と併せてKDDIと提携して事業を展開することも発表しています。また、その他クレジットカード会社との提携も進んでおり、「電気+石油+●●」といった提携が今後も広がる可能性もあります。
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