10月28日に東北電力は電力小売全面自由化に向けた新たなコーポレートスローガンを発表しました。
より、そう、ちから東北電力
新スローガンは「より、そう、ちから東北電力」となっています。
このスローガンには、新しい時代を迎え、「お客さまお一人お一人に“より沿う”サー ビスを提供していく」、「創立以来の変わらない想いを胸に、地域に“寄り添う”取り組 みを継続していく」という当社の2つの想いを込めています。
一般電気事業者のブランド構築が進む
8月には東京電力がホールディング制への移行をすすめるとともに、「挑戦するエナジー」として新ブランド戦略を発表しました。
2016年4月の電力小売全面自由化に合わせて、ホールディング制に移行し、ロゴも一新して新たな体制に移行することになりました。
一般電気事業者は2020年をめどに送配電事業部門を切り離す必要があります。
その前段階としてホールディング制に移行したいという思いがあったものと思われます。
東北電力の戦略とは?
今回発表があった東北電力は会社体制の変更は特に行わないようです。
しかし、電力小売自由化後の顧客流出を防ぐために、よりライフスタイルに合った料金プランの提案やそれぞれの消費者の想いに合わせた電気プランが必要になります。
東北電力は「地域」に重きを置いた戦略を展開していくようです。東北の復興や地域活性に重きを置き、地域とのコミュニケーションを図っていく戦略です。
また、電力の安定供給や再生可能エネルギーによる発電をより重視していくとしています。