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充電池(ニッケル水素電池)はお得!?~乾電池と比較して~


   

 

燃料電池

皆様の中には、乾電池を頻繁に購入されている方も多いと思います。その中でもアルカリ乾電池が最も性能が高く、よく売られているため購入機会も多いのではないでしょうか。

販売店によっては5本108円という安価な商品もあります。

一方、「エネループ」に代表される充電池(ニッケル水素電池)はどうでしょうか。

充電池と充電器をセットで購入すると、家電量販店でも2000円程度の費用がかかります。

その値段といちいち充電しなければならない手間を考えると、やっぱり手軽な乾電池!という方もおられるでしょう。

実際はどちらが得なのでしょうか。また、性能の違いはあるのでしょうか。様々な視点から見ていきましょう。

充電池(ニッケル水素電池)の特徴

1.性能

ニッケル水素電池は、電池切れ直前まで一定の電圧を保つ特性があり、安定して使うことができます。

これはアルカリ乾電池の使う度に電圧が下がる特性とは対照的で、特にストロボ使用時の充電時間にその差が現れます。

また、一般的に充電完了後の充電池(ニッケル水素電池)は新品のアルカリ乾電池と同等か、それよりも長い時間使用することができます。

2.繰り返し使用可能

充電池(ニッケル水素電池)の最大の特徴は、一度使い終わっても充電することにより同じ電池を使用できることにあります。

充電可能な回数は電池の種類にもよりますが、数十回から1000回以上です。

使い捨ての電池と異なり充電費用は安く、その都度廃棄する必要もないため環境保護の一助ともなります。

どちらがお得? 初期費用は割高、しかしトータルではお得

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1.初期費用

充電池(ニッケル水素電池)を購入するには、それなりの費用がかかります。実売価格は販売店によりかなり異なり、家電量販店でも単3の2本セットで標準タイプなら800円、高容量タイプなら950円、低価格タイプでも400円かかります。また別途専用充電器も必要となり1000円程度かかります。

電池と充電器をセットで購入すると割安となり、単3の標準タイプ4本と充電器のセットで2000円程度です。またモデルチェンジが行われるタイミングで処分品として安く販売されることもあるようです。

機会を選んで購入するとお得でしょう。

2.充電費用

パナソニックのデータによると、充電費用は1本当たり約0.189円となっています。4本充電でも約0.8円と、乾電池に比べて桁違いにお得です。

3.どちらがお得か

ここでは例として、単3標準タイプ4本と充電器のセットで購入した場合を考えてみましょう。

また、アルカリ乾電池と充電池(ニッケル水素電池)は同じ性能と仮定します。

現在単3のアルカリ乾電池の価格は、100円ショップで5本108円といったところです。

実際に電池を使う際は2本や4本等、偶数の単位で使用することが多いですので、ここでは4本1パック90円として考えることとします。

試算すると、23回目の充電を行えば充電池ニッケル水素電池がお得になります。
アルカリ乾電池の金額は90円×23パック=2070円、
充電池(ニッケル水素電池)の金額は2000円+(0.8円×充電23回)=2020.4円となり、充電可能なニッケル水素電池の方が安くなります。
23回充電池を繰り返し使うということは、十分ありそうなことです。

充電池(ニッケル水素電池)の利点

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1.お店を探す手間いらず

旅行先や出張先、特に離島や山間部では乾電池の販売店自体が無いか、あっても高価なものです。また市街地でも深夜に電池切れとなり困ったという経験もあるでしょう。

そんな時でもニッケル水素電池なら、充電器と電源さえあればいつでもどこでも充電できます。これも魅力の一つです。

2.低温時でも性能が低下しにくい

アルカリ乾電池は低温に弱く、0℃では20℃と比べて3分の2程度、-10℃では20℃と比べて半分またはそれ以下の時間しか使用できません。

またアルカリ乾電池は使う度に電圧が下がりますから、デジタルカメラやストロボ等の高い電圧を必要とする機器については使用時間がこの値よりも下回ったり、極端に短い時間しか使用できないこともあります。

一方、充電池(ニッケル水素電池)はアルカリ乾電池よりも低温には強いです。最新のものは氷点下5℃で使用可能の製品もあります。

3.電池は廃棄も無料

乾電池は廃棄の際も電池専用の回収日がある等、煩わしいものです。

ニッケル水素電池の回収は家電量販店等、リサイクル協力店で行っています。回収ボックスがありますので、その中に入れるだけで完了。

簡単でしかも無料です。

協力店の一覧は一般社団法人JBRCのWebサイトで確認できます。

なお、回収対象の電池は、一般社団法人JBRCの会員企業が製造・販売した小型充電式電池となっております。

充電池(ニッケル水素電池)は小型充電式電池に含まれます。廃棄の際に困らないよう、製造・販売元がJBRC会員かどうか、予め調べておくことをおすすめします。

充電池(ニッケル水素電池)の種類と使い分け

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1.標準タイプ

価格は800円~950円(2本パック)
Panasonic充電式ニッケル水素電池 エネループスタンダードモデル 単3形2本パック BK-3MCC/2など

おおむねどのタイプの機器にも使用可能です。特に想定している機器が無ければ、このタイプを購入することが良いでしょう。
充電回数は公称2000回ですが、実際は200~350回程度のようです。

2.高容量タイプ

価格は950円~1100円(2本パック)
Panasonic充電式ニッケル水素電池 エネループハイエンドモデル 単3形2本パック BK-3HCD/2など

価格は標準タイプよりも15~20%ほど高くなる一方、高容量のため公称充電回数は500回となっています。実際は80回程度のようです。

従ってデジタルカメラやストロボ、スマートフォン充電器を長時間使う等、標準タイプよりも長時間使いたい等の理由がある場合に適しているといえるでしょう。

一方、標準タイプで十分対応できる場合に高容量タイプを使用することはお得ではありません。

3.低容量タイプ

低容量タイプ…価格は400円~600円(2本パック)
Panasonic充電式ニッケル水素電池 エネループお手軽モデル 単3形2本パック BK-3LCC/2など

時計等、低い出力でよい機器に適しています。一方デジタルカメラやストロボ、スマートフォン充電器等、高出力が必要となる機器には適していません。

充電回数は公称5000回です。実際でも少なくとも1000回は充電できるでしょう。

使用上の注意点

1.ニッケル水素電池が使えない機器

取扱説明書で「ニッケル水素電池の使用不可」と記載されている機器では使用できません。

また水中ライト等の防水機器は、電池から水素ガスが発生し引火の恐れがあるため使用できません。

また、ニッケル水素電池は乾電池よりも直径が太いため、使用できない機器があります。

2.保管・使用方法

ニッケル水素電池にとって、使い切った後の放置と高温での使用は大敵です。

使い切った後は充電し、なるべく高温となる場所では使わないようにしましょう。

また機器に電池をセットする際は、充電したタイミングが同じ電池を使用するようにして、古い電池と新しい電池が混在しないように気をつけましょう。電池の品番も揃えることが望ましいです。

また当然のことながら、電池は一度に全部交換して下さい。例えば2本使用の機器で1本だけ交換して充電、ということはしてはいけません。電池が劣化する原因となります。

まとめ

ここまでで説明した通り、繰り返し電池を使うのであればニッケル水素電池を使った方が同じ1本の電池でもより長時間、かつ安価で使えることがわかります。

さらに低温にも強く、環境にも配慮した製品でもあります。充電器と電池、電源さえあれば、乾電池を買う手間も不要、24時間いつでも充電できることも魅力です。

使用にあたっては、ニッケル水素電池と充電器、使用する機器それぞれの取扱説明書を一読しましょう。ニッケル水素電池が使用できない機器もあります。

また目的別の使い分けですが、迷うようならば標準タイプを使用すると良いでしょう。電圧が低い機器の場合は、低容量タイプを利用するとより効率的な使用ができます。

また高容量タイプは短寿命ですから、標準タイプでは不十分等の場合にのみ使用することが望ましいです。

ニッケル水素電池をできるだけ長く使い続けるために、使い切った後に放置しないこと、高温で使用しないことも大切です。古い電池と新しい電池が混在しないようことにも気をつけましょう。

参考:
北海道立消費生活センター「アルカリ乾電池より経済的~単3形充電池の性能~」:
パナソニック「ニッケル水素電池&充電池」
電気の迷宮「アルカリ乾電池の低温特性」:
ひとりぶろぐ「ニッケル水素充電池の寿命」:http://hitoriblog.com/?p=45192
※雑誌「トランジスタ技術2016年10月号」の充電池充電試験結果について触れています
一般社団法人JBRC「回収対象電池」
一般社団法人JBRC「リサイクル協力店」
一般社団法人JBRC「会員企業リスト」
実売価格:
ニッケル水素電池…ヨドバシカメラ川崎ルフロン店、ビックカメラ有楽町店
アルカリ乾電池…ダイソー船橋店 ※2017年3月調べ

 

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